ULA「Spare Tire」レビュー|どこか懐かしい新時代のファニーパック

どうも、「サコッシュ」&「ウエストバッグ」沼から抜け出せないのtarokiriです。
サコッシュからウエストバッグ(ファニーパック)の流れを感じさせる昨今(笑)、今回はULA Equipmentの「Spare Tire(スペアタイヤ)」を購入しました。

現状国内販売店も少なく、今回も個人輸入でゲットしました。中々手に入れづらいですが、デザイン・使用性ともに素晴らしいアイテムでしたのでぜひ最後までチェックしてみてください。


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目次

■ 各部の特徴

どこか懐かしいデザイン

1. 秀逸なサイズと重量

このウエストパックの最大の特徴は、容量と重量のバランスです。

  • 容量: 2L (123.75 CU IN)
  • 重量: 約133g (4.7 OZ)

正直DCFなどの超軽量素材ではないのでULギアとしてはギリギリ許容できる重さですが、財布、スマホ、鍵、行動食、ヘッドライト…と、ハイキング中に必須な小物を全て飲み込む絶妙なサイズ感。大きすぎず、邪魔になりません。

2. タフな420D Robic素材

公式では高耐久な420D Robicナイロンを使用しています。

引き裂きや摩耗に非常に強く、DWR(耐久性撥水)とPUコーティングで高い耐水性も確保されています。グリッド状の見た目もオールドスクール感があって好きです。

ちなみに、同様のデザインで様々な素材の端材を利用した一点モノのEntropyモデルもあります。

3. ストレスフリーな3つのポケット構造

背面のポケットはアクセス抜群

使い勝手の良さはこの構造に尽きます。

ポケット詳細用途例
メインコンパートメントYKKジッパー式。内部にUltraStretchメッシュの仕切り付き。財布、ヘッドライト、モバイルバッテリー
フロントジッパーポケットジッパー式。鍵などを入れても落とす心配がない。行動食、ティッシュ、小物
背面(身体側)オープンポケット伸縮性の高いUltraStretchメッシュ。地図、スマホ、行動食のゴミ(一時的に)

用途は人それぞれです。特に背面のオープンメッシュポケットは秀逸で、ザックを下ろさなくてもスマホをサッと出し入れできるアクセス性が、後の快適さに直結します。


■ メリット・デメリット

内部のメッシュ仕切りが秀逸

ライフスタイルに馴染むデザイン

デザインが非常にシンプルで、良い意味で「ULギア感」が出ていません。遠目には普通のファニーパックに見えるシンプルな佇まいです。

トレイルはもちろん、街中や旅行の際のサブバッグとしても違和感なく使えます。「デイリー」「トラベル」「トレイル」全てのシーンに馴染む汎用性の高さは、道具として愛着が湧く重要な要素です。

久しぶりに昔ながらのウェストバック感が逆に目新しく、ポケットの使い勝手も非常に良い感じです。

容量が人を選ぶ

容量2LはUL装備の小物整理には最適ですが、「もっと大容量で全てを済ませたい」という人には物足りないかもしれません。これは、メインザックの容量を削るためのギアではなく、アクセス負荷の高い小物を解放するためのギアと割り切るのが吉です。

雨には強いが、完全防水ではない

420D Robicは非常に耐水性が高いですが、シーム処理が施されているわけではないため、強風や横殴りの雨、長時間降られるような状況では、水は侵入します。濡らしたくない電子機器などは、念のためジップロックや防水スタッフサックに入れる方が無難です。

サイズ選びが重要

S/M(最大91cm)とL/XL(最大114cm)の2サイズ展開ですが、ウエストにぴったり巻きたいか、斜め掛けメインで使いたいかで選ぶべきサイズが変わってきます。特に斜め掛け(ボディバッグ)として使う場合は、L/XLサイズの方が調整幅が広く快適です。

シンプルで飽きのこない使い勝手の良いオシャレなウエストバックをお探しの方は是非ともチェックしてみてください。

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