こんにちは、たろきりです。
今回は、春の残雪期に南八ヶ岳・硫黄岳(標高2,760m)を日帰りで登ってきました。
ルートは東京からマイカーでアクセスし、美濃戸口→赤岳鉱泉→硫黄岳山頂というコース。
当日は文句なしの快晴。
朝2時に東京を出発。中央道を順調に走り、諏訪南ICからまずは美濃戸口へ向かいます。
■ 行動概要
- 日程:2025年4月下旬
- 天気:快晴
- アクセス:東京からマイカー、美濃戸口駐車場利用
- コース:美濃戸口〜北沢〜赤岳鉱泉〜硫黄岳ピストン
- 所要時間:往復約7時間(休憩含む)
- 装備:冬装備、冬用手袋、冬靴+12本アイゼン+ピッケル
■ アクセス・駐車場情報

八ヶ岳山荘がある美濃戸口からは未舗装の林道に入って、赤岳山荘駐車場を目指します。
道幅は狭く、ガタガタとした荒れた道が続くため、4WDで車高の高い車でないと厳しいコンディションでした。
都心から約2時間半で赤岳山荘に到着。連休初日でしたが、朝早い時間だったこともあり、駐車場はガラガラ。
外気温はマイナス5度。トイレを済ませ、装備を整えて、いよいよスタートです。
■ 登山スタート(美濃戸口〜赤岳鉱泉)

美濃戸口からは、赤岳鉱泉へは沢沿いに北沢ルートを進みます。
この区間は4月下旬でもほとんど雪はなく坪足で進みます。
しばらくは新緑と小川のせせらぎを楽しみながら、快適なハイキングです。

1時間ほど歩くと、川を挟んで日当たりが悪い南側はほぼ雪道になり、
アイスバーンも増えてきたので慎重に足を進めます。
■ 赤岳鉱泉

約2時間で赤岳鉱泉へ到着。
名物のアイスキャンディーも半分以上溶けてました。
背後には聳え立つ八ヶ岳の山々、トイレを済ましてアイゼンを装着します。

気温はO度、雪はまだしっかり締まっており歩きやすいコンディション。
序盤は傾斜はそこまで急ではないものの、トレースも少なくアイゼンの効きをしっかり確かめながら登りました。

徐々に上りはキツくなりますが、木々も少なくなってきて振り向けば八ヶ岳主峰がすごい迫力です。
■ 赤石の頭

森林限界を超えて急登を登り切ると、赤岩の頭に到着。
視界が一気に開けて絶景が広がります。
頂上まではあと少し、ここから先は雪はないのでアイゼンを脱いで頂上へ向かいます。
■ 硫黄岳山頂(標高2,760m)

登頂すると、目の前には八ヶ岳ブルーと呼ばれる抜けるような青空!
頂上は平坦で、360度の大パノラマに大興奮。
南側には横岳〜赤岳〜阿弥陀岳の岩稜帯、遠くには南アルプス・中央アルプス・北アルプスまでばっちり見えました。

北面にかけては火山活動のなごりの切れ落ちた火口壁を見ることができます。
山頂で30分ほどまったり絶景を満喫しました。
■ 下山〜温泉へ

同じルートを慎重に下山。
下山時は雪も柔らかくなってきており、踏み抜きで体力を消耗したり、トレースを見失い道迷いしかけるなど久しぶりの雪山の洗礼を受けました。
赤岳鉱泉からは名物のカレー(マレーシアカレー)を食べてのんびり下山しました。

下山後はお楽しみ、温泉タイム。
今回は近くの原村にある「もみの湯」へ。
広い露天風呂に浸かりながら、今日の山行をしみじみ振り返りました。
熱いサウナと冷たい水風呂もあって、八ヶ岳帰りにはオススメの温泉です。
■ まとめ

4月下旬でも赤岳鉱泉から上は本格的な残雪期。
アイゼン・ピッケルなど冬山装備は必須ですが、その分、人も少なく静かな硫黄岳を楽しめました。
天気に恵まれたこともあり、「日帰り登山でもここまで満たされるんだ」と実感した一日。
残雪期の硫黄岳、おすすめです!
▼注意点まとめ
- 赤岳鉱泉以降は完全に冬山装備が必要
- 早朝スタート+早めの下山が安心
- 赤岳鉱泉以降はトレース、ピンクテープ少ないので道迷いに注意
- 美濃戸口まではマイカー推奨だが、林道は悪路注意
- 温泉の営業情報も事前に要チェック
以上、たろきりでした!
次は八ヶ岳周遊に行きたいなぁ…。
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