SEA TO SUMMITのパックライナーで雨から荷物を守る

登山で最重要項目のタスクとして雨対策があります。
雨が降った時に自分はもちろん、ザックをどうやって雨から守るか。
最も基本的なザックカバーを被せるオペレーションから、パックライナーに変更しました。
まずはザックカバーとパックライナーの違いを簡単に説明します。

ザックカバー

用途:ザックに被せて外側から雨を守る

メリット

・ザックの上から被せるだけ
・カバーを被せた部分は濡れない

デメリット
・ショルダーハーネスは濡れてしまう
・雨が強いと背中から水が入ってきて濡れる
・ザックそれぞれのカバーが必要

パックライナー

用途:ザックの中に入れて内側から雨を守る

メリット

・パックライナーに入れた荷物は濡れない
・前もって入れておくので雨が降った時に準備が必要ない
・大きめのパックライナーを買えばザックが変わっても使い回し可能

デメリット
・ザック本体は濡れてしまう。濡れると重くなる。
・パックライナーに入れていない荷物は濡れてしまう

どちらも一長一短ありますが、自分のテント泊用ザックが山と道(ONE)を使用していて、パックライナー推奨だったこと。
普段使いのマウンテンハードウェアのザック(スクランブラー35)も防水生地でパックライナー運用のがベターだと考えたのが理由です。
あとザックによってカバーを探すのが面倒でした。

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目次

SEA TO SUMMIT / ウルトラシルパックライナーM

サイズは最も大きいザック(山と道:ONE 50L〜55L)をベースに、M=70L,横51×縦90×マチ20cmを購入しました。
想像以上に大きい印象で、Lと迷いましたがMで良かったです。

裏側です。上部を折り畳む時に使用するバックルが付いてます。
黒い部分には薄い芯が入っているので巻きやすいです。

縫い目はボトム部分のみで、しっかりとダブルステッチで縫われており、さらにシームコートも完璧。
素材はポリウレタンコーティッドシリコナイズドコーデュラという防水ナイロンを使用。安心感あります。

重さは120gです。
軽いことには変わりないですが、公表98gなので誤差ありました。

使い方(閉め方)

まず内側の上部にベルクロがあるのでしっかりと閉じます。

その後、表側上部左右のベルクロ(オス)を、中央のベルクロ(メス)に向けて折ります。

左右のベルクロを中央のベルクロに取り付けました。

その後上部をくるくると巻いていきます。
上部のバックルの間は硬くなっているので綺麗に巻けます。

荷物の量に合わせて巻いたら最後にバックルを差し込んで完了です。
これで上部から水が侵入することもありません。

山と道”ONE”とMHW”Scrambler35″に取り付け

山と道ONEに取り付けました。
パックライナーの容量が70Lに対してONEは50〜55L。想定通り余裕があって詰め込みもしやすいです。

ロールトップを巻くとちょうどザックの中に入るくらいになります。
ONEや50リットルくらいのザックを使用している方はMがベストだと思います。

こちら日帰り用で使用しているマウンテンハードウェアのスクランブラー35Lです。
ONEよりさらに余裕があります。

ロールトップを巻くとこんな感じです。このザック自体が防水使用なので最強です。
何度もハイキングで使用しましたが、運用的に大きくて困ることはないです。

ハイキングで使用した感想

ONEでは燕岳の1泊のテント泊、スクランブラー35では富士山1泊の山小屋泊で使用しました。
残念ながら(幸運ですが)両方とも全く雨が降らず、実際の雨の使用とはなりませんでした。
ただ、何度も荷物を入れたり出したりしていると、中でぐちゃぐちゃになるので整理が面倒な時があります。

9月に小雨が降る雲取山で使用してきました。
ザック山と道のONEを使用。防水ではないので染みましたが、パックライナーのおかげで、中の荷物は全く濡れることはなかったです。
大きめを買っておけばザックカバーと違って使いまわせるのも利点だと思いました。
雨が降ったとしてもそのままストレス無しに登山できるのはメリットだと思いますので、気になる方は是非ともチェックしてください。

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