ウールの手袋の大定番、ラックナーグラブの雪山登山使用レビュー

登山を初めて悩むのがグローブ(手袋)をどうするかですよね。様々な種類があって自分も本当に悩みました。
スペックが高いのは値段高いし、失敗もしたくない。その中でもオールラウンドに持ってて間違いないグローブがウールのグローブです。
今回はウールグローブの名品であるラックナーグラブを使用経験と共にご紹介します!

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ラックナーグラブ

ラックナーヴォーレ(ラックナーグラブ)はオーストリア中部山岳地帯に在る羊毛製糸所のブランドです。
山の放牧場で刈り取られた羊の原毛がこの小さな村工場でセーターや手袋用の毛糸に加工されています。
この毛糸は油脂分を多く残しているので、たとえ濡れても暖かさを保てるので冬山登山に最適です。
ワカンなどで有名な日本の登山メーカー、マジックマウンテンが取り扱ってるので信用もできますね。

実物を紹介

しもふり柄のデザインが素敵です。以前はヒマラヤングラブという名前で販売されてました。
その時とロゴやデザインが若干変更されていますが、基本的なスペックに変更はないです。
つけてみると想像よりも目が詰まってしっかりとした付け心地です。
自分は手が大きく手首の付け根から中指の先端まで20センチあります。
サイズはLでレイヤリングするのに若干余裕ある感じです。

1眼レフカメラは余裕で操作できます。
山に行って写真を一枚も撮らない人は中々いないので、カメラの操作性は重要です。

コンパクトデジカメも操作できます。SONY RX100の小さな電源ボタンも押すことが可能です。
ただ、非常に滑りやすいので気をつけた方がいいです。

手袋でスマホ操作のコツ

ラックナーグラブはスマホ操作対応ではないです。そんな時にオススメなのがタッチペンです。
スマホ操作だけでなく、カメラのシャッターも切れます。100均のペンで十分操作できます。こちらはダイソー製。

アップルウォッチも操作可能。スルスル動きます。

レイヤリング

薄手の手袋を下に1枚レイヤリング(重ね着)させることで、マイナス3から8度くらいまでは問題なく使用可能です。
MIZUNO”ブレスサーモ”→ラックナーグラブ→BLACK DIAMOND”ソロイスト”とレイヤリングすればマイナス10度以上も使用可能です。
気温によって重ねる数を調整します。ラックナーグラブはミッドレイヤーとして最適です。

雪山での使用レビュー

2月の黒斑山(標高:2404m)での使用レビュー

当日の気温はマイナス10度くらいでした。
登山開始時は体が冷えていたので、3層レイヤリングでしたが、活動中はブレスサーモとの2枚レイヤリングで全く問題ありませんでした。

活動開始(-10℃):ソロイスト+ラックナーグラブ+ブレスサーモ
活動時(-8°〜5°):ラックナーグラブ+ブレスサーモ

ストックも持ちやすいです。ストラップも手首まで簡単に通ります。
ウールなので雪を触るとすぐ付きます。ラックナーグラブの羊毛は油を含んだ毛糸なので染み込むことはないです。

メリットデメリット

  • メリット:想像以上の保温力。ごわつきも少なく使いやすい。雪や水を弾いてくれる。
  • デメリット:マイナス10度以下はオーバーグローブが必要。滑りやすい。

値段も冬用のグローブとしては5000円を切るので、お財布にも優しいです。
もう1点注意点としては毛糸なのでベルクロにすぐ引っ付いてしまいます。ベルクロを使用しているアウターを着ている際は注意してください。
見た目もイカつくなくて日常使いでも使えます。下界では十分すぎるスペックです。
グローブ選びで悩んでる方は是非とも検討してみてください。

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