UL系の超軽量ポッド、エバニューのチタンマグポッドを購入しました。
結論、なんで早く買わなかったのだろうと思う名品で、購入後はハイキングに欠かせない相棒になっています。
使用レビューとともにご紹介。
EVERNEW チタンマグポッド500
日本初の登山・スポーツメーカー「EVERNEW」は「いつも新しいなにかを追い求める」という造語から生まれたブランドです。
魅力的なチタン製の軽量コッヘルを多数製造しています。
箱にUltra-Lightと記載されている通り、通販で届いた箱を持ったとたん軽さがわかります。
中身が入ってないかと思うくらいの軽さです。
サイズは直径9.7cm、高さ8.7cm。名称は500ですが、容量は最大550mlまで入ります。
ポッドと蓋がぴったりと噛み合います。信頼の日本製です。
重さは蓋も入れて75gです。公表の重さと同じでした。
チタンって指紋がすぐつくのが難点ですよね。
内部には200mlと400mlのメモリがついているので、調理の際に水を無駄に使用しなくて済みます。
付属のスタッフバックです。軽すぎて登山中に吹き飛ばされて何度かなくしかけました。
スタッキング実例
OD缶の110(小)がシンデレラフィットします。
使用後にスタッキングする場合、しっかり水気を取ってないと錆びるので注意。
プリムスのシングルバーナーP153も入ります。OD缶とのセットだと蓋を閉めると厳しいです。
中華製のULバーナーBRS3000TとのスタッキングだとOD缶とバーナーがしっかり入ります。
アルミパーソナルクッカーとの湯沸かし比較
キャンプの定番コッヘル、スノーピークのアルミパーソナルクッカー(小)との比較です。
容量的にはほぼ同じですが、チタンマグポッドの方がかなり小さく見えます。
湯沸かし比較
水の量は400ml、室温は20度です。
バーナーのメモリは同じにして、蓋をして沸騰するまでの時間を計測しました。
5分15秒で沸騰しました。
アルミの厚さが影響していると思いますが、比較対象がないとこんなものかなと思いますよね。
チタンマグポッドは4分24秒で沸騰しました。アルミパーソナルクッカーと比べて約1分早かったです。
チタンは熱伝導率が低いですが、薄さで早さをカバーできています。
取っては熱くなるので気をつけたほうがいいです。蓋は耐熱ゴムがついているので持てます。
沸いたお湯でコーヒーを注いでみました。
ケトルでないのにこの細さは素晴らしいです。
蓋の締まりがぴったりなので落ることもないし野外でもしっかりドリップできます。
コーヒードリップ派は満足ですね。
山での使用実例
大菩薩令でULバーナー(BRS-3000)との使用(6月)
3本五徳なので安定感はないですが、ガス缶の運用なら最軽量のセットだと思います。
富士登山でPRIMUSのP-153との使用(7月)
富士山は失敗したくないので、火力も安定のP153とのセットにしました。風も強かったので大正解でした。
雲取山でエバニューのチタンアルコールストーブでの使用(9月)
EVERNEWのチタンアルコールストーブで使用。五徳はMUNIEQ(ミニューク)のX-MESH STOVE。
チタンマグポッド向けに作られているので、フィット感も抜群です。
熱源をUL化したい方は是非ともチェックしてみてください。バーナー運用から劇的に軽量化できます。
メリットとデメリット
常に品薄も納得のスペックです。ただし煮炊きや料理には向いてないので、湯沸かしがメインの用途になります。
やはり問題は金額。このサイズで5000円オーバーは躊躇します。しかしこの軽さと丈夫さは登山に使うには圧倒的なアドバンテージです。
自分は頂上で煮炊きする場合は、ほとんどの場合に持って行ってます。再発する度に売り切れ続出のギアなので欲しい方は是非ともチェックしてみて下さい。
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