普段山で使用するバーナーはPRIMUSのP-153 ウルトラバーナーを使用しています。
軽量でパワーもあってお気に入りですが、とんでもなく軽量の中華製バーナーをAmazonにて発見。
値段も2,000円以下と激安だったので試しに買ってみたら、これが素晴らしい製品だったのでご紹介します!
BRS-3000t / 兄弟捷登
兄弟捷登(BRS)はアウトドア用品を中心に展開する中国ブランドです。
HPを見る限りバーナーだけでなく、テントやコッヘル、アイゼンなど多種多様なアウトド製品を販売しています。
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価格はAmazonで¥1,980でした。パッケージが最初から汚れていて、いかにも中華製って感じです。
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中身は本体、ケース、サブのOリングです。
バーナーを触った感じはあまりの軽さにこれで大丈夫かなと思いました。
緑のケースは派手な色してますが、しっかりした作りです。
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ライターと並べてみると小ささがわかります。
五徳が羽みたいで蜂のようなフォルムなのでHornetというのでしょうか?
五徳は固定されていないのでぶらぶらします。
形状
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重さは公表の通りのの26g。シングルバーナー世界最軽量らしいです。
エバニューのチタンアルコールストーブよりも軽いです。
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ケースに入れても29gしかありません。持ってるのを忘れるくらいの軽さです。
小さすぎて何度も無くしかけてます。
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3本の五徳を外側に開くだけで簡単にセットできます。
開くと固定されるので安定感はありますが、五徳自体が薄いのであまり重いクッカーはきついです。
バーナーヘッドの形状も切り込みが入っただけで非常にシンプルです。
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下部には火力調整用のつまみがあります。右に回すと小さく、左に回すと大きくなります。
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つまみの後ろ側にはロゴがプリントされています。
イグナライター(自動着火装置)はついてないので着火にはライターなどが必要です。
点火テスト(屋内)
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EVERNEWのチタンマグポッド500を乗せてみました。
五徳は小さいのでこのくらいのサイズが安全に使える限界な気がします。
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チタンマグポッドにスタッキングしてみました。
OD缶を逆さに入れるとちょうど蓋も閉まっていい感じです。
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OD缶にセッティング。ぱっと見の形状がめっちゃシンプルですねw
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調節は結構細かくできて驚きました。
トロ火も上手にできます。ただ風には弱そう(実際弱かった)。
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中火です。トロ火と中火の間もできます。
燃焼音はかなり大きいです。プリムスのP-153より大きいです。
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こちらフルパワーの強火です。バーナーヘッドの形状的に中心から炎が立つので焦げやすそうです。
バーナーパットがあった方が良いですね。その分重くなりますが。
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水400mlを鍋全体に火が掛かる程度の火力で沸かしてみます。
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室温20度で3分52秒で沸騰しました。火力も2700Wありパワーは全く問題ないです。
燃焼テスト(山頂)
その1:2022年5月に八ヶ岳の編笠山頂にて使用
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実際にザックの中に入れてると持ってきているのを忘れてしまうほどの軽さです。問題なく使用はできましたが、予想通り風には弱いです。気温7度、風速5mくらいで、400mlの水を沸騰させるのに7分ほどかかりました。
あと気になったのがイグナライターがついていないこと。最初ライターを忘れたと勘違いしてめっちゃテンパりました。また五徳が3本も想像以上に不安定で、一度鍋を倒してしまいました。
その2:2022年6月に大菩薩嶺の稜線にて使用
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使用にも慣れてきて、問題なく湯は沸かせましたが、友人が持ってきていたSOTOのアミカスと比べると沸騰するのに時間がかかりました。風にはかなり弱いので風防は必須です。
また音が非常に大きいので静かな環境で使うのは少々戸惑います。
改めてULに完全に特化したバーナーだと思いました。
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まとめ
興味本位で購入したウルトラライトバーナーBRS-3000Tでしたが、想像以上の火力と圧倒的な軽さでギアの軽量化を目指しているハイカーやキャンパーにとってはおすすめな逸品でした。
ただ、サイズが小さく、五徳とガス缶の距離も近いので湯沸かし程度の使用で留めておいた方が良いと思います。
ただこの軽さは正義なので、ULハイクに特化した装備を目指す方には非常におすすめです。
また安全性(国による安全規制:PSLPGマークがついていない)の部分でも疑問がある商品ですので、使用される方は自己責任でお願いします。
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