【登山レポ】乾徳山 |気軽に岩稜と展望を満喫できる人気ルート

山梨県にある乾徳山(けんとくさん・標高2,031m)を、八の字にぐるっと回る周回ルートで登ってきました。

乾徳山といえば、山頂直下のスリリングな岩登りと、山頂からの360度の大展望が人気の二百名山。今回は登りは駐車場から高原ヒュッテを経て、月見岩、鳳岩の岩登りルートを取り、下りは道満山方面に回る静かな尾根ルートで締めました。

■ アクセスと駐車場情報

今回利用したのは「乾徳山登山口駐車場」。勝沼ICからフルーツライン(山梨県道34号)を利用し、塩山方面へ。ぶどう畑の間を走る快適なドライブコースで、途中に道の駅や果樹園直売所も多数あります。駐車場は無料で、15台程度のスペース。トイレや登山ポスト、自販機があり非常に便利。

■ ルート概要

  • 駐車場(登山口)
  • 乾徳神社
  • 錦晶水(水場)
  • 国師ヶ原
  • 高原ヒュッテ
  • 月見岩
  • 髭剃岩
  • 雷岩・鳳岩(クサリ)
  • 乾徳山山頂
  • 道満山
  • 駐車場へ下山(八の字ルート)

歩行時間:約7時間(休憩1時間込み)
天候:晴れ、風弱し。絶好の登山日和でした!

スポンサーリンク
目次

登山の記録と感想

6:00 登山口の駐車場スタート

登山口の駐車場(道満山登山口)に早朝5::45ごろ到着。向かいと合わせて15台ほどスペースがあり、平日だったので1台しか止まってませんでした。*帰りは5台ほどになってました。

6:20 乾徳神社〜登山口

集落をしばらく歩くと乾徳神社へ到着。
本日の登山の安全を祈願して気を引き締めます。

未舗装路をのんびり20分ほど歩くと登山口に到着。

6:45 錦晶水で小休止

序盤はいかにも里山らしいなだらかな登りが続きます。

名水スポット錦晶水(きんしょうすい)に到着。冷たく澄んだ湧き水で、ここで水を補給しておくと安心。

7:40 国師ヶ原〜高原ヒュッテ

樹林帯を抜けて、分岐の国師ヶ原を超えるとすぐに高原ヒュッテに到着。
小綺麗な避難小屋です。

内部も非常に綺麗で、トイレも使用可能。
休憩ポイントとしてちょうどいい場所。

9:30 月見岩

国師ヶ原からの上りを抜けると特徴的な大岩「月見岩」に到着。
後ろに回り込めば簡単に登れます。

振り返れば富士山の絶景が広がっていました。この先からが岩登りの本番です。

9:00 髭剃岩〜雷岩〜鳳岩

乾徳山の名所、岩稜帯ゾーンに突入です。
斜度もキツくなり、いくつか鎖場も現れます。3点支持で気をつけて登れば問題はないです。

髭剃岩。通らなくても通行可能。割れ目は狭くて自分の体では通ることはできませんでした。笑

カミナリ岩。岩が滑りやすいので油断は大敵です。自分は登攀中にお尻が攣って焦りました。

最後の難関の鳳岩です。ほぼ垂直で見た目はどうやって登るのかと思いましたが、腕力を必要とするのは序盤だけです。あとはクラックに足を入れてしっかり三点支持で登れば問題なし。高度感があるので慎重に。

10:30 乾徳山山頂(2,031m)

岩場を抜けると一気に開けて、乾徳山の山頂に到着。ガスが上がってきてます。
頂上からは南アルプス、奥秩父、富士山、そして甲府盆地まで見渡すことができます。

一段降りたところで食事タイム。
今回は無印のスープパスタを作りました。

12:00 扇平〜道満山

下山はぐるっと反時計回りに回り込み、道満山方面へ。
高原ヒュッテまでは想像以上に険しく、足を滑らせないように慎重に降りました。

道満山はあまり目立たないピークですが、静かな尾根歩きで乾徳山の裏側の魅力を感じられます。
お昼になってきてだいぶ気温も上がってきました。

13:00 駐車場へ無事下山

疲れも溜まってきた頃に無事に登山口へ戻ってきました。ここから10分弱歩くと駐車場です。
ぐるっと八の字で歩くことでトレーニングにもなり、乾徳山の多彩な表情も満喫できました。


■ 感想とまとめ

乾徳山は東京から車で気軽に行けて、360度の絶景やスリリングな岩場を体験できる名山でした。鎖場は緊張感がありますが、初心者でも慎重に行けば十分楽しめます。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次