チタンのアルコールストーブで熱源をウルトラライトにする

ハイキングもキャンプもマイペースにUL化を進めている中、ついに熱源の見直しを行いました。
シングルバーナーからアルコールストーブに変更です。
今回はUL系アルコールストーブの定番、エバニューのチタンアルコールストーブのレビューをします。

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目次

エバニュー ウルトラライトチタニウムアルコールストーブ

UL系のギアを多数リリースしているEVERNEW。
軽さは34g。もちろん信頼の日本製
同社最軽量のアルコールストーブ”ブルーノートストーブ”と迷いましたが、プレヒートが必要だったり初心者には難しく感じたので、まずは定番のこちらにしました。

炎の出る部分が上段と中段の2カ所あるのが特徴。火力調整と消火は不可
まさに最短で湯を沸かすことに特化した仕様です。

チタニウムとメイドインジャパンの刻印がプロダクトとしての質の高さを感じます。
アルコール燃料限定、ストーブが熱い時に燃料を入れてはいけないと記載されています。
引火の恐れがあるからでしょう。

内部には30mlと60mlのメモリがついています。最大容量は70ml。
30mlのアルコールで約5分間燃焼します。

キャンプ場で燃焼テスト

野外に持ち出してテストしました。
五徳と風防は美しさと軽さをかけ備えた話題のX-MESH STOVEを使用。

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燃料は近くの薬局で購入。400円くらいでした。
アルコール燃料は店舗によって結構値段が違うので注意した方が良いです。

ポッドはエバニューのチタンマグポッド500。アルコールを30mlを使用。
日中は炎が見えない、音もしないので着火の際は気をつけた方が良いです。

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暗いとこのような炎が見えます。15cmくらいの高さまで炎が上がるので火傷に注意。

気温23度。30mlの燃料をスペックの通りちょうど5分で使い切りました。
ただ、150mlのお湯を沸かすことは出来ませんでした。
無風の場合、燃焼時間と火力は一定ですが、気温やギアの種類、液体の温度などで沸騰までかなりばらつきがあることが分かりました。

登山テント場で燃焼テスト

東京都最高峰、雲取山(標高2017m)でフィールドテスト。
アルコールストーブ、燃料100cc、風防合わせて合計220gほどしかないので、圧倒的な軽さ。
UL系登山ではかなりのアドバンテージになると思いました。

頂上から100m程度降った雲取山荘のテント場にて使用しました。
前回の反省を踏まえて燃料を40ccでチャレンジ。
目盛があるので計量の必要がないので便利です。

ミートボールを水200ccで沸かしました。
気温は17°で5分57秒で沸騰。沸かした後も1分程度燃焼していました。
燃料は40ccあれば大体沸くことが分かりました。
お湯はアルファ米で使用しました。

まとめ

使用後はチタン製の証でもある美しい焼き色がしっかりとついていました。これからじっくり育てていきたいと思います。

メリット:圧倒的軽さ、火力も結構強い、風には弱い、エイジングの美しさ、プロダクトとしての質の高さ

デメリット:湯沸かしのみ、バーナーより火力は弱い、慣れるまでテストが必要、火傷に注意

初のアルコールストーブはなかなか癖があるギアだと思いました。
毎回30mlのアルコールで沸騰するとは限らないので前もって自分のギアとの相性や気温、水の量などを考慮して使用するアルコールの量を知る必要があります
経験値がものをいうギアなので、持ち出す前に自宅やキャンプでのテストは必須です。
経験を繰り返しながら自分なりのスタイルを作っていくのも楽しみの1つなので、自分も何度か試しながら最適な運用を見つけたいと思います。

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