2月の前半に黒斑山に行ってきました。
浅間山の第一外輪山として雪山初心者に有名な、群馬県と長野県にまたがる標高2,404 mの山です。
当日は晴天とまではいきませんでしたが天候は穏やかで、しっかりと雪も積もって清々しい雪山ハイキングとなりました。
黒斑山
駐車場は高峰高原ビジターセンター駐車場を使用。午前9時の時点ですでに満員でした。
満員だった場合は隣にある高峰高原ホテルの駐車場も利用可能です。
足元はグリベルの12本爪アイゼンと、アウトドアリサーチのクロコゲイターを装備。
初めての使用で大活躍でした。なければ登れなかったと思います。
登山口は駐車場の目の前にあります。入り口には浅間山噴火の注意書きが。
現在は警戒レベルは1なので、浅間山火口までは行けませんが前掛山までは登山可能。
休日というのもありトレースもバッチリです。
体を慣らしながらまずは平坦な雪道をひたすら歩いていきます。
黒斑山は頂上まで2コースあります。登りはその中でも南の眺望が開けた表コースを選択。
樹林帯を抜けて登りに入ると視界がひらけてきます。
後ろを振り返ると南アルプスの山々が。すでに絶景で周りの登山者からも感動のため息が漏れていました。
ソロ登山だと嬉しいメッセージが。
浅間山が噴火した際に使用する避難シェルター。
こちらも有名スポットです。雪が積もっていて見逃しそうになりました。
もちろん中にも入れます。使わないに越したことないです。
風をしのげるので、休憩するにも良いスポットです。
1時間ちょっとで槍が鞘に到着。浅間山の全貌がはっきりと見えます。
ここから一度降って中コースと合流し、左側の尾根を登っていきます。
こうみると結構な急登ですよね。数カ所道が切れ落ちていて危険な箇所がありました。
尾根の頂上はトーミの頭という眺望スポットです。
遠見(とおみ)からトーミになったのが由来だそうです。こちらで引き返す方もチラホラ。
頂上よりもこちらの方が景色が良いので、前もって写真を撮っておいた方がいいです。
トーミの頭と山頂の間には浅間山監視用のカメラや放送用のスピーカーが設置されています。
スピーカーからは大きめのホワイトノイズが流れていて物々しい雰囲気。
トーミの頭から20分ほどで黒斑山山頂に登頂。
三角点は埋まって見えませんでした。
木々に囲まれていて吹きさらしではないので、一旦小休憩して本日の最終地点である蛇骨峠に向かいます。
帰りの昼頃には人でごった返していました。
黒斑山から蛇骨峠までは尾根をつたっていきます。
浅間山を囲む様に伸びているので、右手には常に浅間山が見て気持ちの良い稜線歩きが出来ます。
ガトーショコラをバッチリ拝めました。警戒レベル1とはいえ火口からは煙が出ています。
蛇骨岳
30分ほどで蛇骨岳に到着。
この先も仙人岳、鋸岳と浅間山外輪山は続きますが今回はこちらが終点。
行く前は黒斑山山頂以降は体調次第だと思っていたので、自分としては上出来です。
ここまで来るとぐっと人も減ってきます。
火山岩が蛇の骨の様に見えるので蛇骨岳らしいですが、冬はもちろん雪で何も見えず。
左右が切れ落ちているので眺望は素晴らしいです。北アルプスまで見えました。
そのままトーミの頭まで戻ります。
今回行動食にコンビニのゆで卵を持っていきました。マイナス10度でも凍ることなく美味しく食べれました。
割るのが少し大変ですが、しっかりタンパク質も取れてオススメです。
帰りは中コースを選択。
樹林帯の中をひたすら歩くコースなので、特に見どころはなかったです。行きは表コースで正解だと思いました。
今回は雪山グローブのテストも行いました。
ブラックダイヤモンドのソロイストやラックナーグラブなどのレビューもしてるので気になる方はチェックしてみてください。
下山後は駐車場の隣にある高峰高原ホテルへ。
お湯とお風呂はホテルの大浴場って感じですが、値段も500円と安いので贅沢言ってられません笑
今回は見れませんでしたが、ロビーからは富士山も見えます。
黒斑山はそこまで危険な箇所もないですが、所々稜線が切れ落ちていたり危険な箇所があります。
完全に初心者向けとはいえませんが、しっかり気をつければ良い程度の危険度です。
何より人気な山ですので、休日はたくさんの登山者がいるので安心です。
自分はソロ登山が多いので、雪山は何かあった時のために、なるべく人が多い山を選ぶ様にしています。
浅間山のガトーショコラをはじめ見所も多く、雪山を初めてステップアップしたい方には超おすすめの山です。次
は浅間山本丸の前掛山にチャレンジしたいと思います!
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