秩父の名峰、両神山を日帰り登山で大満喫(日向大谷コース)

10月末に奥秩父の名峰、両神山(標高:1723m)に行きました。関東から日帰りできる百名山として人気の山です。
秋晴れにも恵まれ絶好の登山日和。人気の日向大谷コースは急登や鎖場もあって登りごたえのあるハイキングとなりました。

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目次

駐車場〜両神山荘

東京からは関越道で花園ICで降りて皆野寄居有料道路(普通車:¥430)を抜けて向かいます。距離としては120kmくらいです。

6:30に無料の第2駐車場に到着。17台ほど停められますが、9割くらい埋まっていました。
手前には第1駐車場(無料)があります。日向大谷の登山口へ向かう山道はかなり狭いので運転に注意。

第2駐車場から300mほど歩くと登山口が見えてきます。途中には公衆トイレもありました。
向かいには有料駐車場もあり(¥500)。

石の階段を登ると両神山荘があります。
有料駐車場を利用の人は山荘にて支払うシステム
真っ直ぐ向かうと山荘、左手前に曲がると登山道です。
チップ制の立派なトイレと有料駐車場も併設されています。

登山道の入り口には登山ポストがあります。
登山届を出していざ出発。

少し進むと鳥居とお堂がお出迎え。
信仰の山らしく、この先も仏像などが要所要所に祀られています。

序盤はなだらかな登り下りが続きますが、まずは沢に向かって標高を下げていきます。

簡単な鎖場が出てきました。鎖を使わなくても登れます。

スタートから1.5km地点の分岐。右側の七滝沢ルートは崩落により通行止めになっています。

会所〜弘法の井戸

下り切ると会所に到着。ここまでスタートから30分ほど。
間近に小川が流れていてベンチもある気持ちの良いスポットです。

会所の先の木の橋を越えると本格的な登りがスタート。
沢(薄川)をジグザグに登っていくコースです。

そこまで危ない箇所はないですが、急登がひたすら続きます。
ピンクテープは所々にありますが、分かりづらいので道迷いに注意。

会所から1時間くらい無心で登り続けて八海山に到着。
奥に見える八海山大頭羅神王の石像が由来のようです。特に眺望はありません。

ひたすら急登を越えると水場の弘法の井戸に到着。疲れた体に冷たい水が染み渡ります。
しっかりと水を補給して先に向かいます。

清流小屋

弘法の井戸から先も登りが続きますが、15分ほど頑張れば清滝小屋が見えてきました。

無人の避難小屋とは思えない立派な建物です。かつては山小屋として営業していたようです。
テント場もあります。

小屋の中の様子。しっかりとした作りで綺麗です。
宿泊で利用している方も数人いました。

横には綺麗なトイレと休憩できるスペースもあります。調理用の水場と流しもあって充実してます。
水分と行動食を補給して出発です。

清滝小屋を越えると再び斜度がキツい坂が続きます。
尾根へ向けてひたすら登ります。

急登の途中にある鈴が坂。なかなかのキツさです。

鈴が坂を過ぎて登り切ると産体尾根の稜線に出ます。
奥に見えるのが両神山の山頂です。

稜線歩きになっても険しさは続きますが、眺望がひらけてるのでモチベーションは上がってきます。

少し歩くと連続した鎖場が出てきました。
そこまで危険ではないですが、足を滑らせないように慎重に登ります。

続いては木の階段です。
しんどいですが次から次に色んな道が出てきて飽きはこないです。

1箇所仮設階段もありました。

横岩という巨大な岩が現れました。小さな祠も設置されています。

両神神社

清滝小屋から1時間ちょっとで両神神社へ到着。

有名なオオカミの姿をした狛犬がお出迎え。ワイルドなお姿です。

本殿は鳥居を過ぎて少し歩いた先です。
後半の登山祈願をして先に進みます。

神社を越えると急になだらかな道になります。

アップダウンはありますが、やっと紅葉を楽しむ余裕が出てきました。

紅葉のトンネルを越えて山頂へラストスパートです。

壁のような岩場も出てきますが、気をつけて登ればそこまで大変ではありません。

山頂手前には休憩スポットもあります。
山頂は狭いのでここで休憩するのが正解かも。

左右を見下ろすと秩父の山々の色づきが美しいです。

山頂

山頂直下は鎖場となっています。最後の難所を慎重に登ります。
狭いので入れ違いは注意。

スタートから3時間半ほどで山頂に到着。山頂は狭いので10人くらいで一杯です。
混雑時はご飯を食べるスペースはないですね。

裏側にひっそりと標柱があります。

山頂からは360度の絶景です。富士山もしっかりと見えました。

奥秩父の山々はもちろん、八ヶ岳や北アルプスまで見ることができます。
いつまでも見ていたいですが、30分ほどで頂上を後にします。

下山〜温泉

後はピストンで戻ります。
下りが想像以上に大変で、クタクタでコースを外れたりして3時間ほどかかりました。
最後に両神山荘によって登山バッジを購入。

山荘のマスコット犬のぽんちゃんもお疲れのようでした。

下山後はもちろん温泉へ。国民宿舎の両神荘までは車で30分ほどです。
露天風呂もあって湯もぬるぬるで素晴らしいです。値段も¥800とリーズナブル。

東京から気軽に行ける両神山は、前情報として危険な山のイメージがありました。
メインの日向大向コースは急登や鎖場が続くタフなコースですが、そこまで危険な箇所はなく、見どころも多く非常に楽しい山でした。
ただ距離は往復11キロと長めなので、体力と精神力にある程度自信がある人向きだと思います。初心者から1歩成長するにはおすすめの山ですので、是非ともチェックしてみてください。

登山データ(行程・ギアリスト)

行程表

6:40 第2駐車場
7:00 日向大谷登山口
7:30 会所
8:20 八海山
8:50 弘法の井戸
9:05 清滝小屋
10:10 両神神社
10:45 剣ヶ峰(頂上)
11:50 両神神社
12:30 清滝小屋
14:20 両神山荘
14:30 日向大谷口
合計時間:7時間30分 距離11.2km 標高差1448m

GEAR LIST

帽子RIDGE MOUNTAIN GEARBasic Cap
ベースレイヤーMilletDRYNAMIC MESH
TシャツPatagoniaCAP COOL DAILY SHIRT
ミドルレイヤーMAMMUTGRANITE SO Hooded JK
防寒着UNIQROULTRALIGHT DOWN JK
レインウェア山と道UL All-weather Coat
靴下FitMedium Hiker Crew
登山靴SALOMONX ULTRA 4 GORE-TEX
ザックHYPER LIGHT MOUNTAIN GEARDAYBREAK
ストックEVERNEWMATERIAL 7001
*防寒着は使用せず。ストックが短いので下山時に苦労した。
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