6月の平日に有給消化も兼ねて北アルプスで最も有名な百名山、槍ヶ岳へ行ってきました。
定番の槍沢コース二泊三日です。四時に東京を出て中央道で上高地へ向かいます。
沢渡駐車場
沢渡駐車場に到着。駐車場は何個かありますが、バスターミナルのある第三に停めました。駐車料金が1日700円。
駐車場から上高地まではシャトルバス（往復2800円）で向かいます。
上高地
30分で上高地に到着。早朝なので河童橋もまだ人もまばらです。
山と水のコントラストがやばいです。新緑の空気を吸っていざ出発。
明神
小梨平キャンプ場を抜けて45分くらいで明神に到着。
道はほぼフラットでしっかり整備されています。
徳沢園
明神から60分。キャンプ場で有名な徳沢園に到着。
ヨーロッパ風のオシャレな山小屋です。
平日ということもありテントも2、3張りでした。
休憩がてら名物のソフトクリームではなくコーヒーフロートをいただきます。
シナモンが効いて美味しかった。
徳沢から横尾までは工事中で迂回路で向かいます。工事で便利になるのは素晴らしいですが、生態系のことを考えると難しい問題です。
横尾
スタートから約３時間、横尾まで来ました。
槍ヶ岳・涸沢・穂高岳、さらに蝶ヶ岳から常念など北アルプス登山の起点となる場所です。
ここからやっと登山道になります。横尾から槍沢までは200mほど高度を上げます。
川沿いで険しい道はないので順調に足を進めます。
槍沢山荘
途中雨が降ってきましたが、無事に槍沢ロッヂに到着。
ロッヂ前の広場からは望遠鏡で槍の穂先を見ることができます。
槍沢山荘は川の水を利用したお風呂に入ることができます。
今日の宿泊者は合計8人でした。8時には就寝なので、明日に向けて早めに寝ます。
ハバ平〜大曲〜坊主岩小屋
朝5時から朝食を食べて出発。30分でハバ平に到着。
槍沢山荘が管理する広々としたキャンプ場です。水場やトイレもあります。
しばらく進むと雪渓が現れます。
この辺りでアイゼンを装着。一気に高度を上げていきます。
久しぶりの雪道で楽しいのも束の間、キツイ登りが延々と続きます。
40分ほど登ると槍の穂先が見えてきました。
しかし見えているのに一向に近づかない・・酸素も薄くなってきて一歩を出すのもしんどい状況・・
殺生ヒュッテ
さらに登り、殺生ヒュッテを右に見つつ登ります。このあたりが1番キツかった。
日も上ってきて雪も溶けてきました。
急登といやらしい雪質で思うように足が進みません。
槍の穂先
ひたすら足を前に出し続けて１時間。ヘロヘロになりながら槍ヶ岳山荘に到着。
休憩も束の間にして、山荘に荷物をデポして晴れているうちに槍の穂先に登ります。
鎖やハシゴを駆使して登ります。
3点支持を守れば難易度は高くないですが、これまでの疲労の蓄積で力が出ない。。
いよいよ最後の梯子です。下を見ると高度感が凄い。
ついに・・・頂上に到着！
誰もいません。大変だったけどご褒美ですね。
１時間近く絶景を独り占めさせてもらいました。
槍ヶ岳山荘
この日は槍ヶ岳山荘の宿泊者も10人。この辛さならそうだと思う。笑
外人の方も結構多かったです。
オリジナルグッズも可愛いのが多くて悩みます。
外の景色を堪能した後は槍ヶ岳山荘オリジナルのコーヒーで一息。夕食が疲れた体に染み渡ります。
夕食のご飯と味噌汁はおかわり自由。シンプルな献立ですが疲れた体には絶品です。
同席者と山の話に花が咲きます。
今回就寝はインナーシーツの代わりにエスケープビビィを使いました。
保温もできて２日とも清潔快適に寝ることができました。
ご来光〜下山
翌日は四時に起きてご来光を拝みました。これまでタスクはほぼパーフェクト。笑
深夜に見た星空も凄かった・・。
朝日を見た後は、朝ごはんは弁当にしてもらって急いで下山開始。
上高地まで20キロ。８時間歩き通して最後は足の皮も捲れてボロボロでした。
まとめ
6月の槍ヶ岳はまだまだ雪が残っていて冬山装備必須、危険な箇所もありますが、その分人もまばらで槍を堪能出来ました。
槍沢コースを1日で登ってくる猛者もいましたが、相当大変なのでテントでも山小屋でも2泊３日以上で安全に楽しむのがおすすめです。最後に必要経費を記載するので参考にしてみてください。
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