テント泊登山と更なるキャンプの快適化を求めて、シュラフを新調しました。
散々迷った挙句選んだのは国産シュラフメーカーの雄、NANGAの3シーズンモデルUDD BAG450ロングです。
購入して早速キャンプと登山で使用してきましたので、写真での紹介から使用感まで詳細レビューします。
使用用途は
・春夏秋での登山でのテント泊(2000m-3000m)
・年間を通してのキャンプでの使用
・できる限り小さく軽い
です。暖かい時期や場所のキャンプでは寝袋自体が必要ない時も多いので、春夏秋での高山でのテント泊や冬のキャンプでの気温(5度から0度)に耐えれる種類を選びました。
オーロラライトではなくUDD BAGを選んだ理由
NANGAの寝袋で悩むのはオーロラライトにするかUDD BAGにするかです。両方の違いはざっくり言えば撥水に関する考え方の違いです。
・オーロラライトは撥水生地で外から濡れ対策
・UDD BAGは撥水ダウンで中から濡れ対策
非常に悩ましい。どちらも素晴らしいシュラフですが、決め手としては撥水生地のオーロラライトは生地が厚く蒸れやすいという部分と、水は弾くけど湿気や結露でダウン自体が濡れる可能性があるので、生地は濡れるけどダウンが撥水していれば乾きやすいし致命傷にもならないUDD BAGに決めました。
スタッフサックに入ったサイズは直径14cm×長さ 30cm。重さは約850g。
感覚は人それぞれですが、これまで化繊シュラフを使用してきた自分としては圧倒的なサイズダウンです。
横に並べているのはシュラフカバーとしても使えるエスケープビビィ。
広げてみました。自分は身長178cmでロングをチョイスしました。
サイズ的にはロングで正解でした。
顔まわりはドローコードでしっかり締めて冷気をシャットダウンできます。
安心の日本製。NANGAは永久保証を謳っているところも購入の理由になりました。
山で使用していくと色々壊れる可能性も高いので。
このジッパーが秀逸で全く噛みません。
さらに蓄光処理がされていて暗闇で光ります。
ジッパーは下からも開閉可能。ベンチレーションの役割も果たしています。
エスケープビビィを使用するなら、ジッパーは右側を買った方がい同じになるので良いです。
保管用のメッシュバックも付いています。
通常のスタッフサックに入れているとダウンが潰れてしまい広げた時回復に時間がかかるので、山行以外はこちらを使用しています。
使用レビュー
5月の群馬県みどりの村キャンプ場でのコット泊(気温5度)。
SOLのエスケープビビィをシュラフカバーとして使用。
Tシャツとスウェットパンツで全く問題なし。朝まで快適に寝れました。
6月の燕岳でのテント泊(3度)。
雪上でテント内クローズドセルマットレスを敷いて宿泊。ビビィは未使用。上下アウターもに着込んで寝ましたが、雪の上なので若干背中部分は寒く感じました。
ただ寝れないことはなく、むしろ上部分は暑いくらいでした。
朝方結露で足部分が結構濡れていましたが、生地が薄いのですぐに乾きました。
9月の東京都最高峰、雲取山での使用。気温10度。
ビビィは使用せずに、アウターを脱いだ登山着で寝ましたが朝まで快適に寝れました。
ハイキングでのパッキング方法
ハイキングでのテント泊の時はスタッフサックは使用せずに、直接ザックに詰め込む運用をしています。
まずはビニール袋に寝袋を入れます。今回は山と道のザックを購入したときについてきたパックライナー(防水バック)としても使用可能のビニール袋に入れています。
その後、パックライナーに入れてザックの一番下に押し込みます。
上にテントや衣類などを入れていきます。押し込めば隙間なく入れられるし、撤収の際も楽なのでおすすめです。
まとめ
結論、高かったけど買って非常に良かったです。使ってみて3シーズンでの使用は全く問題なし。
ビビィを使用すれば冬季も行けるし、0度くらいは余裕だと思います。
ただ、ハイキングだとULを意識すると若干重いです。こればかりは暖かさとトレードオフですね。
今後さらに使い倒していくつもりですので、また新しい環境のレビューをしていきたいと思います!
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