登山、ハイキングでのテント泊用に、軽量、コンパクトなSEA TO SUMMITのウルトラライト・インサレーティッドマットを購入しました。各メーカー様々なエアマットがありますが、購入するにあたり下記条件で探しました。
- 小型→ザックに収納可能
- 軽量→現在使っているサーマレストと同等(410g)以下の重さ
- 3シーズン使用可能→R値3以上
- 寝心地もこだわりたい→厚さ5cm、横幅55cmは欲しい
- できるだけ安い→1万円に近ければベスト
最終的に高スペックのサーマレスト・ネオエアーXライトと迷いましたが、自分は身長も178cmあるので横幅が55cmは欲しかったこと、何よりも価格が半額ほど安いSTSのウルトラライト・インサレーティッドマット(スモール)にしました。
外観
収納時はスモールで縦9.5cm×横23cmです。重さは430g。
超軽量とまではいきませんが、持ち運ぶのには十分なサイズと軽さです。
大きさは168cm×55cm(スモール)です。
自分の身長が178cmなので足が10センチくらい飛び出ますが、足元にはザックを敷くのでテント内でちょうど良いです。
ソロ用のテントだとスペースの有効活用になります。
バルブは二重構造になっています。蓋を一つ外して空気を注入します。
逆流弁がついているので空気が戻ることはないです。
蓋を二つ外すと一瞬で空気が抜けます。撤収がとんでもなく早くなりました。
エアー注入方法
スタッフサックにギミックがあります。片方に空気を入れるポンプサックが仕込まれています。
スタッフサック込みの重さは507gです。少々重くなりますが、非常に便利なので持って行った方が良いです。
まず袋の片側からポンプサックを出します。こちらをマットのバルブと接続して空気を入れていきます。
ポンプサックとバルブを接続します。しっかり噛み合うので空気が漏れる心配はないです。
上から2・3回息を吹き入れて下部の袋に空気を入れていきます。
ふくらんだら口を閉じてくるくると巻いて、マットに空気を送り込んでいきます。
4・5回で空気が入らなくなったら完成です。慣れれば1分もかからないです。バルブに直接口をつけることなく簡単にふくらむので非常に便利。
また、直接息を吹き入れても抗菌加工がされているので安全です。
1点注意として1箇所に圧力をかけると床着きします。
寝ている時は体重が分散されるので問題ないですが、長時間手を押し付けたり座って過ごしたりするのはマットに負担を与えるのでやめた方がいいです。
ピローロックシステム
SEA TO SUMMITのマットには同ブランドの枕を固定できる、ピローロックシステムという仕様があります。
付属のシールを指定の場所に4か所貼り付けていきます。シール上部はザラザラしています。
SEA TO SUMMITのエアピローの裏側が起毛生地になっているので、シールに乗せるとベルクロのように引っ付いてずれなくなります。
マットを立てても落ちることがないです。寝ている間に枕がずれることがないので、寝心地が格段に良くなります。
ただ、同じような起毛生地の衣服は引っ付く恐れがあるので注意。
サーマレスト・Zライトソルとの比較
これまで愛用してきた定番の銀マット、サーマレスト、Zライトソルとの比較です。
長さはZライトソルが183cm、ウルトラライト・インサレーティッドマットが168cmなので15cm短いです。
横幅は55cmで同じです。
重さはZライトソルが410g、ウルトラライト・インサレーティッドマットが430gとほぼ同じです。
厚さはZライトソルが2cm、ウルトラライト・インサレーティッドマットが5cmです。銀マットとエアマットで寝心地は後者の方が圧倒的に良いです。
R値はZライトソルが2.0、ウルトラライト・インサレーティッドマットが3.1とこちらも後者の方が暖かいので冬場は強いですね。
Zライトソルの時は持ち運びの際にザックの外付けが多かったのですが、小型なのでザックに収納できるのが自分にとっては非常にアドバンテージになりました。
実際に使用してみて
9月に山梨のキャンプで使用してきました。気温は10°シェルター泊で砂利の上にグランドシートです。
気温は10度、シュラフは使わずエスケープビビィで寝ましたが、底冷えも全く感じず、横向きになっても床着きもせずに朝まで快適に睡眠できました。
また、一晩明けても空気が抜けることもなかったです。
さらに、2000mの雲取山でのテント泊でも仕様しましたが、寝心地はもちろん、小型でザックにも入って、設営撤収も素早くできて早くもハイキングとキャンプの主力となりました。
値段も性能の割には安いと思いますので、エアマットに切り替えを考えてる方は是非ともチェックしてみてください。
コメント