ゴールデンウィークに南八ヶ岳最南端に位置する編笠山へ行ってきました。
今回は観音平から編笠山、青年小屋を周回する定番コースでの登山です。
観音平駐車場へは午前4時半に車で東京から中央道で向かいます。
観音平駐車場へは小淵沢で降りて5kmないのでアクセス良好です。
駐車場〜登山開始

駐車場は50台ほど停められます。朝7時の時点で8割埋まってました。
仮設トイレが3つほどあって上の駐車場はまだ空いてました。

地元の警察官が直接登山届けを配っています。朝からご苦労様です。
ポストも駐車場奥にありました。旅の安全を祈願しながら投函。

駐車場の脇からすぐに登山道です。
そろそろ熊も起き出す季節なので気をつけて登らないと(熊鈴しかないけど、、)。

標高は1560mからスタート。序盤はなだらかな道が続いていきます。
頂上まで約1000mアップなのでハードな山行になりそう。

徐々に大きめの岩が点在してきました。
そこら中に赤い印やピンクテープがあるので迷う心配はないです。
雲海〜押手川

1時間弱で分岐の雲海に到着。ベンチもあります。
まずはここでの休憩を目指して登るのが良いと思いました。

木々の間から雲海に浮かぶ富士山がバッチリ見えました。雄大です。
ここから先は登りがキツくなってくるので、息を整えて出発。

ゴツゴツとしたガレ場が増えてきます。危険箇所はないですが、結構キツい。
下山時に膝がやられたので、硬めの靴を履いてくれば良かったです。

雲海から230mアップして押手川の分岐に到着。
小川が流れていて、新緑に囲まれた気持ちの良いスポットです。
登りは山頂に直接向かうコースを選択。

1ヶ所梯子が出てきました。ここまでも岩だらけで大変でしたが、ガレ場はさらに続きます。

基本樹林帯の登山コースなので眺望もなく、傾斜もさらに急になってひたすら苦行が続きます。

所々に残雪が出てきました。
5月だとこのくらいは残ってるよねとか思っていたら、下山時にさらに増えて大変でした。
編笠山頂上

やっと樹林帯を抜けました。ここから後ろを振り返ると、、↓↓↓

素晴らしい大展望が広がっていました。富士山と南アルプスが一望です。
景色をみると途端に元気が出るのなんででしょうね。

樹林帯を抜けるとすぐに頂上です。
2524mまで頑張って登った自分を褒めてやりたい。
正面には八ヶ岳がすごい迫力です。
後ろを振り返ると360度の大パノラマが広がっていていて、、↓↓↓

高校時代に南駒ヶ岳に登って以来行ってない中央アルプス。
当時こんなに登山にはまるとは思わなかったな。

北アルプスもバッチリ。頂上は360°どこも絶景です。
向こうからもこちらが見えているんでしょうか。

頂上から見る富士山。綺麗な富士山をみると時間が止まったかのような感覚になります。

北側に目をやると南八ヶ岳の全貌が。岩肌が荒々しくてカッコ良いです。
左から阿弥陀岳、横岳、赤岳、ギボシ、権現岳、三ツ頭。いつか八ヶ岳全縦走してみたい。

今回のギアテストはUL系で人気のシングルバーナー、BRS-3000Tをテスト。
とにかく軽い。湯沸かしで使用しましたが十分機能しました。詳細はこちらでレビューしてます。


カップヌードルを最も美味しく食べる方法は登山することだと確信してます。
編笠山頂上は岩場がゴツゴツしているので、折りたたみマットが役に立ちます。
自分の使用しているサーマレストとWWAGOのレビューもしてます。

青年小屋

ひとしきり頂上を満喫して、青年小屋に向かいます。
5月の八ヶ岳は全然雪が残ってますね。キツめの下りの連続で、軽アイゼンかゲイターを持ってこなかったことを激しく後悔しました。
滑らないように慎重に下ります。

雪のせいで時間を取られましたがやっと青年小屋が見えてきました。
奥に見えるのはギボシと権現岳。

青年小屋の手前はガレ場が続きます。
赤い印を頼りに降っていきますが膝への衝撃とにかくやばい。

青年小屋へ到着。名物の赤提灯もかかってます。
遠い飲み屋で1杯やりたいところですが、今回は登山バッジで我慢。

奥に広がるのはあるテント場です。結構ぬかるんでました。
下山前に水分補給のため乙女の水(水場)に向かいます。この先も雪道でした。

雪道を気をつけながら10分くらいで水場に到着。
雪が積もって水汲みできないかと心配したけど水場だけしっかり空いてました。
下山〜まとめ

青年小屋まで戻ってまき道で下山開始。
押手川の手前までは雪が積もっていました。さらにガレ場、ぬかるみの連続で膝もやられてしまいシビアな下山となりました。

岩と苔と光が作り出す芸術がいたるところに。

岩の上から木が生えている。山でしか見れない不思議な景色が一杯です。

雲海の分岐まで戻り、帰りは展望台経由で帰ることにしました。
展望台はかなり地味なスポットでした。ここからさらに下ると富士見台まで下りれます。

展望台からは木々の隙間から南アルプスが顔を出していました。
登りはこのルートで景色見て行くのは良いですね。

イブキスミレが所々に咲き始めてました。高山植物詳しい人に憧れてます。
展望台からトラバース気味に15分程で観音平駐車場へ到着。

下山後はお楽しみの温泉へ。富士見高原リゾートのホテル八峯苑、鹿の湯まで車で10分ほどです。
大きくないお風呂ですが、サウナもついて旅の疲れをしっかり癒せました。入浴料は¥700。

最後は大好きな八ヶ岳PA(下り)の清里カレーを食べました。今回は厚切りベーコンをトッピング。
¥1,100とそこそこの値段ですが、ボリュームも味もPAとは思えないクオリティ、絶品です。
こちらはソーセージをトッピングした冬の北横岳のレビュー。

あわよくば権現岳も縦走しようと考えてましたが、途中からの雪道で時間を取られて行けませんでした。
初の編笠山は富士山、南アルプス、中央アルプス、北アルプス、そして南八ヶ岳のほとんどが見渡せる素晴らしい山でした。
遠くから眺めると笠のような丸い形状をした山ですが、見た目以上に登りごたえもあります。
樹林帯を抜けた時の爽快感も素晴らしいので、是非ともチャレンジしてみてください。次はテント泊で縦走したいです!
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