夏休みに気軽にハイキングに行きたくて、南アルプスの入笠山(長野県)に行ってきました。
標高は2000m弱ですが、ゴンドラで1780mまで行けるので手軽にハイキング気分で登ることが出来ます。
春夏は高山植物、冬はスノートレッキングと1年中遊べる優秀な山です。
富士パノラマリゾートへは東京からは中央道で諏訪南ICを降りて10分程度で到着です。
登山行程は休憩込みで往復3時間もかかりません。
富士パノラマリゾート〜ゴンドラ
広大な駐車場の目の前に富士パノラマリゾートのチケット売り場があります(大人往復¥1800)。
朝8時30分から営業していて駐車場代も無料。
今回は高速が混み合って到着が11時くらいでしたが駐車場はまだ余裕がありました。
今回の撮影もピークデザインのキャプチャーV3が大活躍でした。
登山の撮影には必須の相棒になりました。
チケット売り場から売店をすぎて、スキー場を眺めながら5分ほど歩くとゴンドラ乗り場です。
チケットはモンベルカードで往復券が200円割引になりました。
ゴンドラは継続的に来るので並んでいてもすぐに乗ることができました。
マウンテンバイクを乗せて上がっている人も沢山いますね。
あいにく雲に覆われていましたが、後方を見れば南八ヶ岳の勇姿がバッチリ見えます。
ゴンドラからはマウンテンバイクのダウンヒルコースが見下ろせます。
夏は登山客と同じくらいマウンテンバイカーがいました。
山頂駅〜ハイキング開始
15分程度で山麓駅に到着。目の前にすぐにハイキングコースの入り口があります。
周囲はスキー場が広がり、展望台もあるのでここからも八ヶ岳が一望できます。
ハイキング入り口から数分もたたないうちに右手に橋が見えてきます。
橋を渡るとお花畑が広がっています。夏なので名物のすずらんは見れませんが色とりどりの花が咲き乱れていました。
最初は平坦な道が続きます。森林浴を浴びながらリラックスなハイキングです。
マナスル山荘までは登りはほとんどありません。
入笠湿原
少し下ると入笠湿原の入り口に到着。
鹿が入らないように鉄柵の入り口が設置されています。手で簡単に開けることができます。
入ると緑と花に囲まれた絶景が広がっています。
木道がまっすぐに伸びていて尾瀬のようです。
木道はしっかりと整備されていて歩きやすいです。
夏場なので直射日光は強いですが、気温が上がりきってないので気持ち良く歩けました。
葉にそっくりな羽のスジボソヤマキチョウ。珍しい蝶々です。
湿原を抜けると山彦荘があります。売店や軽食をとることができます。
横に公衆トイレもあるので、皆さん各々休憩していました。
山彦荘を抜けマナスル山荘に向かいます。
左手には小川が流れていて、穏やかな登りでマイナスイオンが全開です。
マナスル山荘
山彦荘から10分ほどでマナスル山荘本館に到着。
今回はここでのランチも目的の1つ(宿泊も可能)。12時前に到着で10名ほどが並んでいました。
隣にはもう一つのマナスル山荘天文館があります。
こちらは本館とは別の経営となっています。天文ドームが目印です。
渋滞で到着が遅れたので諦めていましたが、奇跡的に名物のビーフシチューを食べることができました。
2日間じっくりと煮込んだ牛スネ肉はホロホロです。
価格は2000円ですが、これまで食べたビーフシチューの中で一番美味しかったです。もう少しルウがあれば最高。
本日のカレーも注文。甘めの味付けが疲れを癒します。野菜もシャキシャキで大満足でした。
マナスル山荘本館はキャッシュレスにも対応していて山小屋とは思えないスペックです。
今回は山と道の「5-Pocket Shorts」を履いてきました。合理的なデザインと軽さでとても快適にハイキングできました。
サイドについているスマホ用のポケットが歩行の邪魔をしなくてとても便利。
山頂
マナスル山荘の向かいに山頂への入り口があります。
左手にはトイレもあるので山頂に行く前に済ましておきましょう。
ここからやっと登山道っぽくなってきます。
危険な箇所はないですが、岩で滑りやすい箇所もあるので注意しながら登ります。
低山や標高差が少ないハイキングにはローカットシューズが最適です。
今回もサロモンの人気ローカットシューズ、X ULTRA4 GORE TEXが大活躍でした。
10分ほどで分岐に到着。右は岩場コース、左はなだらかな迂回コースです。
少々登山気分も味わいたいので登りは岩場コースを選択。
下りは迂回コースを選びましたが、なだらかなコースで安全に下山できました。
両方行くなら登りは岩場、下りは迂回がオススメです。
岩場というだけあって1か所だけ鎖場がありましたが、鎖を使わなくても登れる高さです。
実際使わずに登りました。
階段が出てきたら頂上はあと少しです。
マナスル山荘から20分くらいで頂上に到着。
当日は雲が多くあまり見れませんでしたが、遮るものがないので八ヶ岳、南アルプスを始め、富士山、北アルプスまで360度のパノラマビューです。
下山〜振り返り
頂上を満喫した後は先ほどの迂回コースで下山。
途中で花畑に入ることができるので、花を見ながら気分良く下りることができました。
日帰りハイキングにはハイパーライトマウンテンギアのデイブレイクが活躍です。
サイズは小ぶりだけど防水で軽量の本格派です。レビューはこちら。
下山後は山頂駅にあるカフェで名物のルバーブソフトクリームを食べました。甘酸っぱくて旅の疲れを癒してくれます。
入笠山は気軽に登れる割に眺望は素晴らしく、ビーフシチューやソフトクリームなどグルメも満載で、さらに高山植物の宝庫というビギナーには超おすすめの一座でした。
標高2000mながら、実質標高差175mと高尾山よりも低いのでハイキング気分で登れます。
中級者以上には物足りない部分はありますが、積雪時のスノーハイクも有名なので次は絶景を見に冬に行ってみたいと思います。
登山データ(行程・ギアリスト)
10:30 富士パノラマリゾート
10:50 ゴンドラ山頂駅
11:00 八ヶ岳展望台
11:22 入笠湿原
11:30 山彦荘
11:45 マナスル山荘
12:30 ランチ終了、登山再開
13:05 入笠山(頂上)
13:44 花畑
14:20 ゴンドラ山頂駅
合計時間:3時間50分 距離2km 標高差215m
GEAR LIST
帽子 | RIDGE MOUNTAIN GEAR | Basic Cap |
ベースレイヤー | Millet | DRYNAMIC MESH |
Tシャツ | Patagonia | CAP COOL DAILY SHIRT |
ミドルレイヤー | MAMMUT | GRANITE SO Hooded JK |
レインウェア | Patagonia | Trentshell JK |
靴下 | Fit | Medium Hiker Crew |
登山靴 | SALOMON | X ULTRA 4 GORE-TEX |
ザック | HYPER LIGHT MOUNTAIN GEAR | DAYBREAK |
ストック | BLACK DIAMOND | TRAIL CORL |
カメラ | OLIMPUS | E -M10 |
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