11月中旬に関東で最も有名な山、ミシュラン3つ星の高尾山から陣馬山を結ぶ奥高尾縦走路に行きました。
全ての山が標高1000mを切る低山の縦走ですが、累積標高差は1200m以上もあり、距離も22キロに及ぶタフなコースです。
ただ、危険な箇所はなく、茶屋も多いので頑張れば初心者でも十分に踏破可能。
今回は陣馬山(栃谷尾根コース)から景信山、小仏城山を越えて高尾山(稲荷山コース)までのトピックをご紹介します。
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藤野駅
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京王線で高尾からJRに乗り換え6時半に藤野駅へ到着。
登山口へのバスは7時半からなので、ここから歩いて向かいます。
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駅から登山口へは2キロ強。
途中に交互通行のトンネルがあったり、道中歩道が狭いので車に注意。
トンネルを越えると沢井川沿いを歩いていきます。
陣馬山登山口
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30分ほどで登山口に到着。
バスの停留所は50mくらい手前にあります。
奥に見える分岐を左に行けば一ノ尾根コース、右に行けば栃谷尾根、奈良本コースです。
今回は最も古い登山道の栃谷尾根コースを選択。
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1.5キロほどは車道の上りです。
陣馬の湯の看板が見えたら左手前に曲がるので注意。
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集落の間を抜けて歩くと早くも富士山が見えてテンションが上がります。
実は今回の縦走で一番綺麗に見えた富士山でした。
写真撮っといてよかった。
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さらに進むと立派な休憩所があります。
トイレもあり、靴を洗う水場もあります。
頂上までトイレはないのでここで一息入れました。
この先しばらく民家や畑を抜けるといよいよ山道です。
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登山道は整備されていて危険な箇所はありません。
樹林帯の中を登りと平坦な道が交互に現れます。
風景が変わらないので地味に疲れました。
陣馬山山頂
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その後も道中見どころもなかったので端折りますw
2時間歩いて頂上に到着。
標高は854m。シンボルの白馬がお出迎え。
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一ノ尾根コースの入口には清水茶屋があります。
テラスから見る富士山は絶景です。
陣馬そばが有名ですが、我慢して登山バッジを購入。
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もう一軒の清水茶屋は土日のみの営業のようです。
トイレや屋根付きの休憩所、ベンチも充実しています。
秩父や奥多摩の山々、八王子市街が一望できます。
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山頂からの富士山。
早くも雲が出てきました。
まだまだ長いので少し休憩していよいよ縦走路へ。
明王峠
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陣馬山少し下ると気持ちの良い稜線歩きのスタート。
小ピークを越える度にアップダウンはありますが、基本的になだらかトレイルです。
奈良子峠を過ぎて先へと向かいます。
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陣馬山から45分。明王峠に到着。
開けていてベンチも多く、気持ちの良い峠です。
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富士見スポット。
茶屋もありますが営業している気配はありませんでした。
奥にはトイレもあります。
堂所山
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縦走路をさらに進んで底沢峠に到着。
見晴らしはないですが、気持ちよく歩けて最高の気分。
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長距離ハイクなので靴はクッション性の高いホカオネオネのKAHA2LOWを使用。
下山時まで膝も痛くならずに快適に歩けました。
ベストな選択だったと思います。
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一部伐採された箇所があります。
道が分かりにくいので注意。
遮る木が無いと急に街の音が聞こえて、仕事を思い出し若干テンション下がりましたw
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少し険しめな登りを経て堂所山に到着。
標高はありますが、眺望は全くありません。
まき道で飛ばせるので、先を急ぐ方はまいた方がいいです。
堂所山からの下りは急なので気をつけて。
景信山
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小ピークの度にまき道との分岐が出てきます。
今回は全て正規ルートにチャレンジしましたが、どのピークも見どころは無かったです。
自分を痛めつけるのが好きな方は是非。
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陣馬山から2時間で景信山(標高:727m)に到着。
手前の登りは結構キツいです。
落ち葉でトレイルがわからず迷いやすい箇所もありました。
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東側が開けているので東京都心までの眺望が素晴らしいです。
この日はスカイツリーや新宿のビル群までバッチリ見えました。
山から見る景色は山ばかりなので、逆に新鮮に感じます。
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茶屋名物の天ぷらとうどんを楽しみにしていたのですが、平日で休みなのでコーヒーを沸かして行動食で済ましました。
下調べしてきてなかったことを激しく後悔。
風景を見て空腹を紛らわしますw
湯沸かしはチタンのアルコールストーブを使用
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小仏峠
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ここから峠まで180mくらい標高を下げていきます。
少々疲れが出てきて下りがキツくなってきました。
陣馬山からのコースは景信山までいかに体力を温存するかが鍵だと思います。
写真は謎の階段、たまに出てきます。
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景信山から30分、小仏峠に到着。
中央道の渋滞名所、小仏トンネルの上に狸がいるのを知る人は少ないはず。
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小仏峠は明治天皇が休憩した場所としても知られています。
調べたら明治天皇が休憩した石碑って全国にあるんですね。
カリスマ性半端ない。
小仏城山
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再び登りの途中に相模湖が綺麗に見える休憩スポットがあります。
いよいよ後半戦です。
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登り切ると小仏城山(標高:670m)に到着。
高尾山と景信山の中間にある奥高尾の入門の山です。
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城山茶屋でやっと昼食にありつけました。
名物の味噌田楽となめこ汁が体と心に染みて最高。
夏場はメガ盛りかき氷も有名です。
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土日は混んでいますが、平日午後ということもありガラガラでした。
巨大天狗様にもご挨拶。
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城山は高尾山から1時間ほどです。
自然と素晴らしい景色が手軽に味わえるので初心者にもおすすめ。
もみじ台
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整備された道や木道が増えてきました。
いよいよ高尾山領域に入ったことを実感します。
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城山から高尾山の間は紅葉が見頃で足を止める機会が増えます。
疲れて休みたいという理由もある。
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休憩舎からの眺望。
後ろには屋根付きのベンチがあります。
日もだいぶ傾いてきました。
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一丁平に到着。
紅葉も綺麗でしたが、桜の名所としても有名。
トイレもあります。
高尾山に近づくと挨拶しても返事してくれない人増えますよねw
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一丁平から下っての登りが最後の試練。
歩幅が合わない階段がしんどいです。
階段の途中にはトイレもあります。
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もみじ台へ到着。
高尾山頂まではここから10分。
少し足を伸ばすだけで人気も少なくなって景観も良い場所なのでおすすめ。
高尾山
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高尾山頂前の最後の登りです。
左へ行くと5号路へ、右へ行けば稲荷山コースと合流します。
ここまで来たら高尾山頂にも行きたいので真ん中のキツい石階段を登ります。
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藤野駅から約9時間で高尾山頂へ到着!
日もだいぶ陰ってきましたが混み合ってます。
高尾山まで来るとガチ登山装備だと少し恥ずかしいですよね。
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大晴見台からの景色。
富士山はお隠れになりました。
混み合っていて日没も近いので早々と退散。
稲荷山コース
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下山は稲荷山コースを選択。
コースは大晴見台の横からスタートです。
道も広く、木道も整備されているので歩きやすいです。
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稲荷山の展望台からの景色は木が生い茂ってました。
3.1キロのコースは疲労でスニーカーの女子高生にも抜かれる始末。
下山時が怪我しやすいので焦らず最後の集中です。
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無事に高尾山駅に到着。
全長22キロ、時間にして10時間かかりました。
ケーブルカーも最終が近くて人も少なくなってきてます。
まとめ
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下山後はおまちかねの温泉へ。
高尾山口駅横の極楽湯は高尾登山の人気湯です。
平日でもかなり混み合ってました。
ロッカーが狭いのでザックやストックは受付に預けた方が良いです。
風呂上がりのビールの美味さにぶっ倒れるかと思いました。
・東京から手軽に行けて眺望も良い
・総距離20キロオーバー、累積標高1200m以上で歩き甲斐もあり
・整備された道が多く、エスケープルートもあり安心
・茶屋が豊富でグルメも豊富
良いところを上げたらキリがない奥高尾縦走路。
高尾山から向かうと陣馬山まで標高を上げていくことになるので、まずは陣馬山から向かうコースが良いです。
タフなコースですが茶屋も多く危険箇所もないので、初心者から縦走を味わってみたい方には是非ともおすすめなコースです。
帽子 | RIDGE MOUNTAIN GEAR | Basic Cap |
ベースレイヤー | Millet | DRYNAMIC MESH |
インナーレイヤー | The North Face | Expedition Dry Dot Crew |
ミドルレイヤー | MAMMUT | GRANITE SO Hooded JK |
アウター | Patagonia | TORRENTSHELL 3L JACKET |
レインウェア | 山と道 | UL All-weather Coat |
靴下 | Fit | Medium Hiker Crew |
登山靴 | HOKA ONE ONE | KAHA2 LOW GTX |
ザック | HYPER LIGHT MOUNTAIN GEAR | DAYBREAK |
ストック | BLACK DIAMOND | TRAIL CORK |
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