40代の富士山登山チャレンジ1日目(富士宮ルート)

今年の目標は富士山登頂。お正月に決めてから待ちに待ったこの日がやってきました。
初富士山なので当初は吉田ルートを予定してましたが、人気で山小屋が全く取れず、7月上旬に富士宮ルートに変更。
なんとか予約も取れていざ出発です。

当日は快晴。7月上旬から富士山はマイカー規制で五合目まで行けません
まずは三合目の水ヶ塚駐車場に車を止めてシャトルバスで5号目まで向かいます。
東京からは東名高速で御殿場で降りて40分くらいです。

スポンサーリンク
目次

水ヶ塚駐車場〜五合目

駐車場は日曜日7時で8割程度埋まってました。すでに富士山の真下で富士宮ルートも見えています。
これを登ると思うと否が応でもテンション上がります。売店やレストランもあるので、帰りも便利。

シャトルバスで5合目へ向かいます。7時だとそこまで混み合ってませんでした。
往復チケット2000円、駐車料金1000円、富士山基金へ1000円(缶バッジ、ボールペン付き)で既に4000円の出費です。
普通の登山とは経費が違います。。

検温してリストバンドを受け取ります。これがないとバスにも山にも登れません。
腕に巻くよりもザックなどに取り付けておいた方が邪魔にならないと、タクシーのおじさんが教えてくれました。

シャトルバスで富士山スカイラインを40分程度走ると五合目です。
プレハブの建物は売店(小さい)と休憩所です。中はエアコンは入ってないので暑いです。

五合目で既に雲の上です。
まず高山病対策で1時間ほど時間を潰します。
吉田ルートみたいに観光地ではないので、かなり暇を持て余しました

今回からミラーレスカメラに変更、それを受けてピークデザインのキャプチャーも初使用でした。
最後まで快適な撮影ができました。

あわせて読みたい
ピークデザイン・キャプチャーで山でのカメラ運用が劇的に改善 これまで山カメラはSONYのRX100を使用してきました。山行ではサコッシュに入れてその都度取り出す運用です。今回ミラーレスカメラに変更にあたり、サコッシュでは小さす...

五合目〜八合目

登山口で2400メートル。頂上まで1377mアップ。見上げれば頂上付近が既に見えています。
頂上を見上げながらひたすらジグザグに登っていくのが他の山と違うところですね。

スタートして数分でトイレがあります
六合目までは近いですが、無料なのでこちらで済ましておいた方が良いです。
ここから先は全て有料です。

まずはなだらかな斜面が続きます。
最初から森林限界を超えているので、木々がありません。

20分ほどで六合目に到着。手前が雲海荘で奥が宝永山荘です。
合目ごとに山小屋があるので休憩は自ずとその都度になります。

六合目を超えるとゴツゴツとした岩が現れ始めます。
山頂に向かうほどガレ場も増えていきます。

新七合目に到着。富士宮ルートは七合目が2つあります
富士山スカイラインができる以前は五合目は四合目だったので、五合目に変更になった時に頂上までの帳尻を合わせるために七合目が2つになったようです。

傾斜に緩急がないのと、木々がなく直射日光からの逃げ場もないので体力が削られていきます。
雨だったら相当しんどかった思います。

標高3000mに到着。高山病の気配はなかったですが、空気が薄いせいか息がすぐに切れて大変です。

2つ目の七合目、元祖七合目に到着。
金剛棒や水なども登るほど金額が高くなっていきます。

振り返ると既にかなりの高度感です。
ここまでの雲海を見たのも初めてでした。

常に次の山小屋が見えているのに中々辿り着かない。
大きい岩と滑りやすい砂利道、富士登山用にインソールを変更してきて良かったと思いました。

あわせて読みたい
スーパーフィートのインソール(グリーン)を富士山登山で試してきた これまで登山靴は山によって何種類か購入してきましたが、インソール(中敷)には手を出せずにいました。しかし富士山登山に向けて長期の山行への不安を和らげるべく、...

登山道の東側はブルドーザーがひっきりなしに走っていました。
物資の運搬と救助にも使用されるようです。あの道の方が楽な気がする。。

八合目に到着。何度も言いますが、どこに行っても日陰がないので、休んでいても体力が削られていくのが辛いです。
水分はすぐ飲める環境を作ってかなり多めにとった方が良いです。

あわせて読みたい
ULハイクの定番!グラナイトギアのボトルホルスター詳細レビュー 登山での水分補給っておろそかになりがちですよね。まめに取ると取らないとでは、疲れが全く違ってきます。最も手軽な方法が、ショルダーハーネスにボトルホルダーを取...

八合目を過ぎると神社の敷地になります。鳥居も出現してきて山頂が近くなってきたことを実感。
最高の景色に元気をもらいます。

硬貨がびっしりと埋め込まれた2本の木。鳥居の名残なのでしょうか。

九合目にある雪渓が見えてきました。7月で気温は20度を切るくらいで、半袖だと少々肌寒いくらいです。
この辺りから高山にも慣れてリズム良く登れるようになってきました。

九合目〜万年雪山荘

九合目、出発から5時間で万年雪山荘に到着。
標高3460m。ここが本日の宿泊地です。

娘が作ってくれたてるてる坊主と記念写真。
お陰でここまで安全に登ることができました。

チェックインして早速乾杯。
たこ焼き700円、缶ビール800円、天ぷらうどん1000円。水も500円します。
富士山価格恐るべし。。

雲海を眺めながら持ってきたカップ酒でもう一杯。
いつまで見ても飽きない景色です。高度なのかめっちゃ酔っ払いました。

15時くらいから続々と人が入ってきました。
噂で富士山の山小屋はひどいと聞いてましたが、店員さんも優しくて気さくな方ばかりでした。

寝床は布団ではなくモンベルの寝袋(ファミリーバック)で寝ます。気温が低いと寒いかも。
グループずつロールカーテンなど仕切りがあるので、プライベート感はギリギリ守られてます。
ただスペースは一人畳一畳もないです。

夕飯はカレーライス。全く具が入ってないカレーを初めて食べました。これぞ本当のスープカレーw
米は万年雪を使って炊いているらしく美味しかったですが、宿泊費12500円なので流石に残念でした。

明日のご来光のため20時には消灯です。空気が薄いせいか寝つきはあまり良くなく、耳栓も持ってきましたが、普段しないので逆に違和感でした。
酸素不足か胸が若干苦しくなったりしました。対策で酸素缶を持ってきている人も多かったです(山小屋では2000円)。

1日目まとめ

1日目は高度順応もしてゆっくり登ったので、最も心配だった高山病にはなりませんでした。
酸素が薄いので、普段より息が上がるのが早く休憩を多めに取ったのが良かったと思います。
天候も荒れず眺望もバッチリで、計画通りの行程を踏めました。
最後に行程を記載するので参考にしてみてください。明日はいよいよ登頂です。

DAY1 行程表

9:10 富士宮口五合目
9:30 六合目雲海荘、宝永山荘
10:45 新七合目御来光山荘
11:47 元祖七合目山口山荘
13:00 八合目池田館
14:06 九合目万年雪山荘
合計時間:5時間4分

2日目へ続く。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次