三頭山で1年に1回の奇跡が起こりました(ブナの路コース)

奥多摩へは昔からキャンプしによくきてましたが、登山は御岳山に続いて2回目です。
雪山登山に少々疲れたのもあり、リハビリも兼ねて三百名山の三頭山(標高1531m)に登ってきました。
3つのピークがあることが由来だそうです。
所々残雪もありましたが、天候にも恵まれて、春の訪れを感じることができた素晴らしい日帰りハイキングになりました。
さらに最後にとんでもない奇跡が待ち受けてました!

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目次

都民の森

朝6時過ぎに檜原都民の森に到着しましたが、なんと駐車場開場は朝8時からでした。
下調べが甘かったと後悔しても時すでに遅し・・入り口で2時間ほど仮眠を取って待ちました。
マイカーで早朝から行かれる方は注意が必要です。

駐車場の目の前が登山口です。売店やトイレが左右にあります
まずは舗装されたなだらかな坂道を登ります。

数分で森林館という建物に到着。
檜原村や森についての情報を知ることができる観光案内所の様な場所です。
新型コロナの影響で営業はしていませんでしたが、外に登山靴を洗うための水場もあるので、帰りは寄って行ったほうがいいです。

ブナの路コース

今回は最短ルートで周る王道コース、「ブナの路コース」を選択。
まずはウッドチップが敷き詰められが坂道をハイキング気分で登ります。
今回はサロモンのX ULTRA4 GORE-TEXの初使用ということもあり、早くもローカットの軽快さに感動してました。

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三頭大滝

10分程歩くと水の音が聞こえてきます。早くも三頭大滝に到着。
滝の目の前へは吊り橋で行くことができますが、その先は行き止まりとなっています。

真冬は全面凍結して氷瀑になっているそうですが、半分ほど溶けて水はしっかりと流れていました。
サイズ的には大滝というには少し小さめかも。休憩小屋とトイレもあります

三頭大滝を過ぎると本格的な登山道に入ります
日陰の部分は凍結が目立ちます。今回は使用しませんでしたが、3月の三頭山はチェーンスパイクや軽アイゼンがあったほうがより安全です。

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数カ所道が朽ちていて、登山道を見落としそうな場所がありました。
危険な箇所はないのでのんびりブナの原生林を眺めながら歩くことができます。新緑の季節は気持ちよさそう。

ムシカリ峠

ムシカリ峠に到着。
ここまでは息を切らす様な急登はほとんどなかったです。
南(左)に向かうと大沢山(標高1482m)へ縦走して三頭大滝に至るルート(石山・深山の路コース)もあります。

南(左)へ100mほど行くと三頭山避難小屋があります。トイレも使用可能

ムシカリ峠から頂上までは階段が続きます。
登っている途中、トトトトトトと工事の様な音が。周りを見渡すとキツツキが木を叩いている音でした。
想像よりも大きく早い音で何事かと思いました。写真を撮ろうと思いましたが、すぐ逃げてしまいました。

三頭山頂上

15分ほどで三頭山西峰に到着。
雪は積もってませんでしたが、雪解けや朝露のせいかぬかるみだらけでした。
ここから中央峰、東峰へとむかいますが、西峰以外は眺望は良くないのでここで写真を撮っておくのがおすすめ。

南西側の眺望は、三つ峠山(右側)を挟んで富士山が見みえます。
若干もやがかっていましたが、眺望は最高です。

北側は東京都の最高峰、雲取山をはじめとした秩父の山並みが一望できます。

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西峰から東へ数分で中央峰に到着。
このピークが3つの中で一番高い標高ですが、標柱も眺望も最も地味な感じです。

3つ目の頂も数分歩けば到着します。東峰も中央峰同様に地味な頂上です。
日曜日なのに3つのピーク全て誰にも会いませんでした。頂上を独り占めは嬉しいですよね。

東峰のすぐ横に東側を見渡せる展望台があります。
ベンチもあるので軽く軽食タイム。ここも誰も居なく景色を独り占め。
今回はセブンの豚汁と天むすが体と心に染み渡ります。

見晴小屋〜鞘口峠

下山は登りよりも斜度がきつい箇所がありました。
逆ルートだったら思ったより登りは大変そうです。全体的にぬかるみがひどく何度か滑って危なかったです。

今回のザックはハイパーライトマウンテンギアのデイブレイクを使用。
日帰り登山にバッチリなサイズと軽いけど生地の丈夫さがお気に入りです。
今回も何度かスリップして擦ったりしましたが全く破れることもなかったです。
ポールはブラックダイヤモンドのトレイルコルクです。コルクの握りが心地よいおすすめポールです。

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見晴小屋に到着。
中にはベンチもあって登りの時に休憩するには絶好の眺望スポット

下り坂を駆け降りる様に降り続けて最後の分岐、鞘口峠に到着。
ここにも休憩できるベンチがあります。ここを過ぎればゴールは目と鼻の先です。

鞘口峠を越えると砂利で整備された登山道になります。
ゴール前は疲れてるので逆にこういった道は踏ん張りがききづらく、足が止まらなくなりますよね。

今日は何の日?

帰りに森林館によると炭と檜の切片を無料配布していました。ありがたく2つとも頂戴しました。
登山していて初めてのサービスです。w

そして最後に奇跡が起こりました。
何と本日は三頭山(3月13日:みとうさん)の日でした。下山するまで全く気づかなかったですw
新型コロナでイベントは中止になっているようですが、本当はどういったイベントをやる予定だったのでしょうか。

ドラム缶橋(麦山浮橋)

下山後は奥多摩周遊道路を抜けて有名な奥多摩湖のドラム缶橋(麦山浮橋)へ寄りました。
周遊道路も所々眺望が開けていて綺麗でした。ドラム缶橋は現在は通行禁止となっていたので、下に降りることもできませんでした。
ここから三頭山を目指すコース(ヌカザス尾根コース)も面白そうなので、通行解除されたら行ってみたいです。

奥多摩の名峰、三頭山ブナの路コースは特に危険な箇所もなく、気軽に登ることができ、富士山や秩父の山々を見渡せる素晴らしい眺望を併せ持った山でした。
初心者はもちろん、ドラム缶橋から向かうコースや縦走コースなどレベルに応じた楽しみ方ができるのも魅力です。
まさかの年に一回の「三頭山の日」に登ることもできて、とても印象的な1日になりました。
関東圏にお住まいの方には、とてもオススメできる山ですので是非とも足を運んでみてください。

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